ウィンドサーフィンは風の力で水面を滑走するスポーツで、その体感速度は陸上の3倍と言われ、そのスピードで水面を滑走する感覚が醍醐味です。
その魅力はスピード感だけではなく、早さを求めてレースをしたり、サーフィンのように波に乗ったり、ジャンプして空中で回転してみたり、ゆったりとロングセイリングしたり、ウィンドサーフィンにはいろんな楽しみ方があります。
子供から年配の方まで、もちろん女性も含め、誰にでも楽しめるスポーツです。

プレーニング

スピードがある程度出てくると、ボードと海面が無抵抗のような状態になり海面を滑るように走り出します。これを『プレーニング』と言い、多くのウィンドサーファーはこの感覚を楽しむために海にやってくるのです。
左の写真のようにプレーニング中はボードの後方部分のみが水面と接して、ボードの前半分は宙に浮いたような状態になります。これにより水面とボードとの抵抗が減り、よりいっそう風の力がスピードに働くことになります。
スノーボード,モトクロスバイク,カイトサーフィンのようないわゆる『過激なスポーツ』のなかでも、初心者がそのスポーツを『楽しい』というレベルに達するまでに、ウィンドサーフィンは比較的長い時間が必要です。 初めてのプレーニングを体験するためには何回かの練習で上達する必要があるのですが、それだけの努力をした人にしか体験できないのが『プレーニング』です。


風とセイルサイズの関係

風というのは気象条件により常に変化しています。昨日と今日、午前と午後でも風速・風向は違います。 風をスピード(推進力)に変えるためにはセイルのサイズが重要です。 少しの風の中ではたくさんの風を受けてスピードを出すために大きめのセイルが良いですが、 逆に強すぎる風の中で大きなセイルを使うとオーバーパワーとなり、セイルをコントロール出来ずに風に飛ばされてしまうので小さめのセイルを使います。 ライダーの体重によってもスピードを出すために必要な風力が変わってきます。
スピードを出すためには「風速 × セイルサイズ × 体重」のバランスが重要ですが、風速と体重はパッと変えることが出来ないので、 いくつかのサイズのセイルを風のコンディションによって使い分けることで、より広い風域でウィンドサーフィンを楽しむことができます。
左の表は「風速と体重によって適切なセイルサイズを算出するための表」です。 余計な緊張をせずに心地よいプレーニングをするためには適切なサイズのセイルを使用しましょう。
※これ以外にも、ボードの形や大きさ,ライダーのテクニックなども影響するので、あくまでも参考程度にしてください。


気象情報

ウィンドサーフィンは風がないと走りませんので、ウィンドサーファーは気象情報は常に意識しています。天気予報では風向・風速を気にするのは当然ですが、何よりも注目しているのが気圧配置です。 高気圧と低気圧の位置関係から風向が、等圧線の幅からは風の強さがイメージできます。そしてワクワクしながら次の週末はどんな気圧配置になっているかを予想するのです。


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